夏山訓練

　夏山を走らせて訓練するのは、夏時間二時間ほど、冬時間五時間ほどとは同等の体力消耗で、狩り犬達も暑さに弱く、ハアハアと林道から落葉樹林地帯を捜査しているが、この時期、鹿はやや高地に住家を換えているが、水の多い谷川の近くに住み、朝夕に水を飲まなければ胃の内容物の消化に異常を来すため、水量の多い沢筋に居を構えている。

　何時もの林道入り口で鹿？が跳び出したのか一息犬は追跡したが、約１０００ｍ程で引き返してきた、夏場は、犬も暑さでスタミナー切れ、冷凍鹿肉を与えて夏場の体力を維持し、少し先の解禁に備えた狩り犬管理である。

　この季節のイノシシは、暑さで高度の高い所に移動しているのか麓では稼ぎが見られない、ウリ坊も餌さの稼ぎに涼しい場所まで母親と移動していることであろう。