ニホンヤマイヌの生態 [狩り犬]
土佐須崎の城山党と言う古いヤマイヌの群が昭和初期まで朴の連峰から深山地帯を徘徊し、須崎の城山辺りまで徘徊していたと伝えられ、須崎の犬には、ニホンヤマイヌの遺伝子が今も流れている、と聞いた。
昭和40年初頭、須崎の愛犬家では土佐日本犬の鑑賞会に出陳して優良の一席を得るためあれこれ種雄を選択する時代があって、試行て思考錯誤が続き「尾バチ」尾を下げる犬は淘汰されていつた。その頃、須崎系の天龍号等の須崎産は、出産する子犬らが成長していく過過程て、尾バチの下げる犬が一胎中一匹か二匹出産して神経質で扱い難い子犬が必ず生まれた。
深山の訓練に入山すると、細やかな行動と極端なまでの警戒心を現す態度は「神経質」として判断、この神経質な態度は、実猟にはとても優位なもので 牙ものに対戦するときは巧妙に牙をさけての戦術、猪に切られたことは一度もなかつた。
谷川の一筋の道で木こりと出会う時、パットと山の中に身を潜めて人を避け通り過ぎた後で戻る警戒的行動は、ヤマイヌ行動に類似している、神経質の狩り犬は切られないが扱いが難で嫌煙されてきた。
須崎の城山号 天龍系 古 熊 女
杉茸の生える季節 [狩り犬]
昨年の彼岸花は、例年の開花で有ったが本年は酷暑のうち続く真夏、暑い日が続くと杉茸のコケ床が発酵遅れで、生える時期が容易に つかめず幾度も登山、手間暇かかる杉茸狩りである。゛
彼岸花の咲く頃は、雄鹿の肉質に脂がのり一番美味しい季節である。
杉茸は、昼夜の気温差が10度になるころ生えが適し、椎茸の生える温度差も此に類似している。
写真は、杉茸のハシリ。
2013-08-08 [狩り犬]
四国の狩り犬は、主人を中心に山野を行動し疲れた主人を気遣いして心配する行動は、群れの頭を起てて何処でも警護する行動は、ニホンヤマイヌの群れ行動を今も尚須崎系に受け継いでいる。
年老いた13歳半の老犬を気遣って夏期の酷暑を歩く老雌のタッチは、心憎いほど気遣い し歩行する老犬をチラチラと垣間見して気遣うタッチは、主人の歩行も見て歩く忠節は遠い祖犬から遺伝しているものでこの様子は、四国犬の姿態である。
四国犬を疎かに取り扱う飼育者も多々あり、今現在の血液を預かっていることを知りうる理解者と成りたい。
中勢の温泉地に飼育する四国系狩り犬たちは、毎日主人の伴呂に喜びを得て我先に車え乗り込む忠犬たちも暑さでバテ気味、早く彼岸花の咲く季節を主と共に待ち望む。