杉茸 [四国犬]
狩猟解禁日によせて [四国犬]
平成26年度の狩猟解禁日には、雨が降ったり止んだりした天候、狩猟鳥獣には恵みの雨でハンターも少なく雨天までも狩りにはでなく、野生動物にとって恵みのあめである。
山の裾や荒れ地の餌場には、未だ食べ物が存在し裾周りする猪公や足長おじさんには、もう少し稼がせて貰って肉付きのよいボタン肉や鹿肉を蓄積して貰い、明日に備蓄しての生存、雨が降ると急な斜面の蔦葛の下で雨宿り、獣達も雨天はおっくうで雨の中は稼がない様だ。凡そ二日辛抱して、三日目には、渋々稼ぎに出なければ為らない。
八ヶ月眠っていた猟銃を取り出して脂を飲ませての手入れ、愛犬たちも銃臭を嗅ぎながら雨が恨めしい、と言った様な仕草、一応は、安全確認の解放手入れ、明日は好天に成るよう祈りを捧げる。
黒神さんに交尾が来て好い実猟四国犬が繁殖出来るよう祈り、純度の高い土佐日本犬は歳月を追うごとく消滅して行く古来からの狩り犬である。
鑑賞用の犬は出来るが、何者にも対決して引かない根性持ちの狩り犬は容易には作出出来難い中型日本犬である。
明日から叉、深山に挑み実猟四国犬の実践訓練に励もう。
大物捕獲 [四国犬]
足跡を消して歩く歩く老猪を一ヶ月も追求して空振りの毎日、蕩々捕らえた82キロの雄、交尾期で毎日雌ばかりを追って稼ぎもせず放浪する交尾期の雄猪、この猪は、罠にも掛からず、罠を鼻で吹いたりワイヤーを捲って放りだしたりする強者猪、岩盤の上を歩く用心深さ、犬は接近しても寄せ付けず昨年渡二月に我が四国犬の素軽い狩り犬を捲り飛ばし後足を負傷させた古物であった。
傷跡も五週間目でほぼ回復して活躍、未だ、脇腹の前足付け根は毛が生えない深い傷跡、昨年の仇を討ち捕った。
ニホンヤマイヌの祠 [四国犬]
ニホンヤマイヌは、何時頃消えたのか、日本の山村には峪山に入る入り口に山の神が祀られている、丸い石塔に「山の神」と刻まれ例年一月十五日に神火を焚き、山の安全を祈祷してしめ縄を焼却する風習があり、ヤマイヌの徘徊する冬期には、お供えものの鏡餅や御幣餅を捧げる所もあると言われ、峪口に供えるのは、冬期食べ物が不足する゛と集落に現れて人や家畜を襲うことからその難を逃れるため、峪口に祠を祀つたのではなかろうか? ニホンヤマイヌに近い朴竜女と豪龍右
深山の奥に狼峪と言う地名があり、その奥山で炭焼きをしていた爺さんが「昔のヤマイヌ」は沢山徘徊して、この炭窯でも子犬を産み育てて行った事があった、と胡麻毛の四国犬をみて話を聞かしてもらった、1964年の冬季。
伊勢から伊賀に通じる長野峠の新隧道二入る処にある犬塚の社は、昔、主人の伴で峠に登っていたところ、先に潜む山賊がありそれを主に知らすため袴の裾を咥えて離さなかった事に腹をたててその犬を斬り殺したか、その先に山賊が待ち構えていた。
犬の忠義を無駄死させた事ので犬の霊を祀るため建てられた、と言い伝えがある。
ヤマイヌの表現をした旧須崎系の狩り犬
イノシシ稼ぎ場変化 [四国犬]
イノシシの稼ぎ場が移行している、新年に入って竹藪に移り、30~40センチのタケノコ掘りは、気の毒になる程掘った土が転げて落ち蟻地獄の様相、手のひらの芯節を皮ごと食っている姿態を想像しながら足跡猟は、容易に足跡の行方判別に苦労した、タケノコ掘りの期間は気候のおんだんな場所に因って11月から始まるイノシシの竹藪稼ぎも新春の頃になると収まってくるが、タケノコの土中に有るときはアクも少ないが地面に出始めると、アクが強くなり掘らなくなる。
葉桜の季節には、その食性も移り変わって稼ぎの痕跡も少なくなってきた、しかし、葛の根を掘り出して樹液を吸い採っている稼ぎ跡もあり、これから餌不足期に入って移ると「農産物」の被害が出始めて「イノシシを捕ってくれ」との依頼が多発する。
獣害捕獲の檻も方此方に設置してあり、生まれてくる幼獣の捕獲が多く発生する。15㎝のメッシューから抜け出すウリ坊は、抜けて出ることを早くから学習していくが????それが災いとなる事を知ってほしい。
厳寒期の麓イノシシ消滅 [四国犬]
狩猟解禁「三重県11月1日」獣害の防止に関係者全員が猪とシカの排除に主力をおいて排除に努力している今日、農林業の方々は「可愛さ」余り「憎らしい獣」に変化して、狩り人を見かけると「捕獲して」との懇意と願いをされ、老狩人に挨拶かわりに依頼、師走に入り「その獣」が何処に行ったのか見当もつかない年末、例年通りの獣探しに麓周りを猪ならぬ老狩り人が訪ね歩く珍風景、獣の行動はまだまだ解明できないことばかり、猪鹿は何処に行ったの????
今期は、猪の稼ぎ跡を見る機会はめつきり少なく、師走に入ってから稼ぎあとに出くわした事が無くほんの少し竹やぶの少ない筍を掘り返してあることもあったが、例年の行動を考察すると、体温上層「獣類」は、行動範囲の広いほど「体温の上層」が激しく通常低温気候の緯度に移り、人の体温感覚とは大いに異なるもので、その肉を食する事でも体が温まる、のであり人の体温感知とは異なるため高い山地に移動するのでは、と推測している。
イノシシやシカの回帰 [四国犬]
台風後の深山 [四国犬]
台風一過 [四国犬]
災害は忘れた頃にやって来る、と伝えられているが立て続けに天災がやって来て被害甚大の連続、本当に気の毒である、本年は悪い事の周り年かも知れない、若き頃、伊勢湾台風に遭遇して水中に一ヶ月も生活した事や新聞社の雇用で各地の取題に回り歩いた記憶、一ヶ月も自宅に帰れなかった事はまだ昨年のような気がして気を抜かずに台風来襲に対応している。
まだまだ台風も来襲するだろうと気持ちを更に引き締めているが、現在地は水害の皆無の処、三連動型の南海、東南海、東海地震は発生するもの、として心引き締めている昨今である。各山地の林道は杉檜の倒木と山ずれで大型のノコギリを具備しての入山である。雨跡のドロをハナで稼ぎしているガキ連れの猪、彼らも大雨の時はグロにもぐつて「ウラジロ」や蔦葛の覆い茂るズズ竹林に難を避けて活きていく野性の知恵で成長していくのである。
秋風の吹く自然界 [四国犬]
雨天の晴れ間に「杉茸」を探して新たな棚を発見、また、松茸の情報もあったりで「長雨のため」腐っていた話も聞くことが出来た。
秋の鯛釣りも度重なる台風と秋雨で海が荒れ悪天候の治まりを待って釣り行の予定を組む事が進まないが、鯛やハマチ、カンパチの釣果もちらほら入る情報には心穏やかではない。