夏山訓練

　夏山を走らせて訓練するのは、夏時間二時間ほど、冬時間五時間ほどとは同等の体力消耗で、狩り犬達も暑さに弱く、ハアハアと林道から落葉樹林地帯を捜査しているが、この時期、鹿はやや高地に住家を換えているが、水の多い谷川の近くに住み、朝夕に水を飲まなければ胃の内容物の消化に異常を来すため、水量の多い沢筋に居を構えている。

　何時もの林道入り口で鹿？が跳び出したのか一息犬は追跡したが、約１０００ｍ程で引き返してきた、夏場は、犬も暑さでスタミナー切れ、冷凍鹿肉を与えて夏場の体力を維持し、少し先の解禁に備えた狩り犬管理である。

　この季節のイノシシは、暑さで高度の高い所に移動しているのか麓では稼ぎが見られない、ウリ坊も餌さの稼ぎに涼しい場所まで母親と移動していることであろう。

　

　

 

2013-06-03

　猪やシカの出産期は最盛期を過ぎて、ウリ坊やバンビ-の痕跡は林道の道ばたでよく見られるようになり、これからか゛成長するか、否かの天候次第、雨天が続くとウリ坊出産が多い、と昔から言われ梅雨時の気温で暑さを避けて適温の出産から、子育て季節となるのだろう。

　バンビーもお母さんのお腹から出て、ぴょんぴょんと雑木林の新緑を走り回る事だろう。５／１７日に獣害駆除で捕獲された雌鹿から、大きな胎児を確認したが、成獣の雌からは「必ず」胎児が出て母鹿と同じに天国に行く不運なバンビーを目の当たりにし　て、自然界の流れは新しく流れをかもしだし一昔前を考察して、多くなつた野生動物の宿命となつている。

 

 

猪の感知

　猪は狩り出されを受けるとき、人や犬の気配を早期に察知する時間帯は、午前１１時頃からでありこの時間帯も前夜からの稼ぎが十分なときは熟睡時期も午中であり、接近することが難題となるが、突然、砂煙を上げて跳びだすときは、目にとまらない早さでビックリした逃避である。　　

　跳び出して走るとき、ブッシュゥの中でも眼球を損なわず猛突するのは「感知毛」が長いし眼球を保護する睫毛が眼を覆うためにつかないのである。長い感知毛が感じると睫毛が眼全体を覆い瞼が閉じるからで、眼を突かない構造になつている。

超保険

　四国犬は、厳めしい犬であり町犬「座敷犬」の飼い主が強い犬に当てに来る下品な態度を幾度も体験すると狩り犬は根に持ち強烈に記憶する。他犬の殺傷も想定して自動車保険の「超保険」加入で第三者に対する損害賠償保険「犬も含む」保険に加入していると、今回のようなエンジントラブルも保険で補填されるロードサービスを受けられ、狩り犬仲間や知人たちに重宝であることを絶えず説得している。

　以前は「第三者損害賠償保険」に別途契約していたが、超保険は「新総合保険」として契約している、目的は自動車保険と狩り犬の行動に想定外の事故も有って相手犬の保証もされる好都合な保険なので、必ず狩り犬飼育者に進めている、特に四国犬の飼育には超保険がよい、噛み付く事故もあると想定して心得なけれはならない。

四国連合猟能研究会に出席

　前日より軽自動車を運転、黒神と花子を伴に土佐を訪問、高岡郡佐川町の四国狩り犬先人、のお墓参りを済ませ、須崎市を訪問して会場の近くにある「北川温泉」に宿泊、当日になって天候悪くなったが、一応午前中は小雨で終わり、午後から少し雨が強くなった、午後三時に会場をあとにして室戸経由岐路についたが、なんだか天候も悪化、風速１０mの強風で経バンのエンジン不調、出力低下で何とか山陽道の「淡河サービスエリャー」で一時停車したが、エンジントラブルで発車できず保険会社に連絡して、２００キロの高速道路をキャリヤーに乗つて三重県に帰り着いた。

　今回の四国訪問でメリットは良性の四国犬を数頭拝見し、その飼育管理者ともコンタクトか得られ、誠成果のある土佐訪問でたった、途中トラブルの保険会社に手配した好結果、感謝に値する対応を後日報告したい。